早くも8月に突入し、夏休みまっただ中ですね。
うちの息子たちの夏の恒例行事といえば・・・。
カブトムシの羽化を成功させること。
一年間かけて、カブトムシの卵から、幼虫、さなぎ、そして成虫へとを見守る。
近年の2年間は、羽化に成功しています。
しかし、この夏は、大きな幼虫までは、成長したものの、その後、さなぎになる蛹室を作ることなく、
残念ながら天国へ逝ってしまいました。
きっと、蛹室を作るだけに必要な充分なマット(土)が足りなかったんだろうなと、思います。
前回、昆虫嫌いだと、公表しましたが、カブトムシだって、もちろん苦手ですよ。
カブトムシの虫かごが、1年を通して 狭い玄関をずっと、占拠していて、いい迷惑しているんです。
そして、ヤツらのえさ代だって、マットにゼリーにと 意外とコストがかかっているんですよ・・・
今年の夏は、やっと、カブト地獄から解放されて ラッキーなんて~と思ってましたが、
そこには典型的な親ばかな私が存在しています。
『カブトムシが一匹もいない夏なんてありえるの~!?』
じゃあ カブトムシ採集ができる キャンプ場に行こうか・・・!!!
検索し、ヒットした場所は、静岡県富士宮市にある ACN西富士オートキャンプ場 です。
オーナーさんが、カブトムシの卵を、通称カブト山に放しているそうで、毎年、たくさんのカブトムシが採集できるようです。
8/1(fri) 1日目
早朝4:30出発
平日の高速は、渋滞もなく、スムーズ。河口湖ICに6:30に到着です。
事前に確認したところ、キャンプ場のチェックインは13:00と、時間厳守のようです。
午前中の空いた時間で、富士五湖めぐり をすることにしました。
山中湖
[面積6.80k㎡ 深さ13.3m 周囲13.87km 海抜980.5m]
河口湖
[面積5.70k㎡ 深さ14.6m 周囲20.94km 海抜830.5m]
西湖[面積2.10k㎡ 深さ71.7m 周囲9.85km 海抜900m]
精進湖
[面積0.50k㎡ 深さ15.2m 周囲6.80km 海抜900m]
本栖湖[面積4.70k㎡ 深さ121.6m 周囲11.82km 海抜900m]
(洪庵キャンプ場にて)雲に隠れてしまい 千円札と同じ絶景を見えず・・・
本当は これを 見たかったんです。
西湖 精進湖 本栖湖の3つの湖は 海抜が同じで 900mです。
大昔はこの一体は 『せの湖』という琵琶湖ほどの大きさの湖であったそうです。
現在でも地下でつながっていると 言われています。
続いて 鳴沢氷穴へ
※鳴沢氷穴とは、貞観大噴火(864年)の際に噴出した 溶岩により形成された、溶岩洞です。
年間を通じて気温が低く、江戸時代には、洞窟内の氷が将軍へ献上されていたようです。
高さ91cmの低い洞窟を抜けると~
そこは天然冷蔵庫 氷が・・・
お昼ご飯は ご当地B級グルメ 『吉田うどん』を食します。
富士吉田といえば やっぱり ここへ寄り道
大好物の馬刺しを買い 一路 キャンプ場を目指します
今回 指定された サイトは 杉林サイト
高ーい杉の木に囲まれている 林間サイト とっても涼しい~です
久しぶりの区画サイト
杉の木が 邪魔になって 張るのに 苦戦しました
ピルツと レボタープを張って ギリギリどころか はみ出しちゃいました。
やっと かんぱーい
子供たちも 馬刺しが大好き 我先にと 競い合って食べます
道の駅『なるさわ』で買った山梨特産品 桃と デラウェアと ゴールドラッシュ
地元の新鮮なフルーツは 安くて 品質も保障されていて 最高ですね
広いキャンプ場を下ると 清流が流れています。
綺麗で とっても冷たい~
さてさて!! 最大のBIGイベント ハンター解禁です
暗くなるまで 探しに探したけど、この日は 1匹もゲットならず・・・
息子たちの消沈ぶりは 想像を超え 激しいものでした~
ヤツらが居そうな雰囲気は抜群なのに・・・
やはり 野生ものを見つけるのは 至難の業なのでしょうか~!?
翌朝に期待しましょう
『男梅』の瓶 見つけちゃいました
炭酸で 好みの濃さに割れて 缶の『男梅』より こっちの方が好きだな~
本日の夕飯は
・豚バラのマーマレード煮
・海藻サラダ
・生ハム
・アヒージョ
そういう時は いつも くまっちの胃袋に 無理やり 突っ込みますw
火熾しと 火の番を息子たちに託しました。
着火によく燃えそうな枯れ葉を見つけて 上手に火熾しできてました。
自分たちで 熾した火で ゴールドラッシュを投入~
ゴールドラッシュは生でも食べれますが、贅沢にも焼きトウモロコシにしました。
鳴沢産のトウモロコシ 今までに 食べた中で一番に美味しいかも~
夏の焚き火は 暑い暑い 汗もかくので 早目に切り上げます。
やはり キャンプに観光を絡めると疲れちゃいますね~
朝も早かったので、子供と一緒に20:30ごろ 就寝~z・z・z
この時までは・・・平和そのもの。
楽しいキャンプを満喫していましたが・・・
これから わが身に降りそそぐであろう 恐怖の体験を この時は知る由もありませんでした
ポツポツと雨の音が聞こえてきました。
『雨ちょっと降ってきたね。雨予報でもなかったし、すぐ止むよね』
ってことで、気にも留めず、そのまま眠りの中へ
ザーザーと激しい雨音でもう一度、目が覚めます
『ゲ、ゲ、ゲリラ豪雨!?』
『遠くで雷も聞こえてない!?』
激しい雨は一向に止むことなく、むしろ、強くなります。
そして、遠くで聞こえていた雷も どんどん近づいてきました。
15分ほどで、雨&雷とMAXの状態に、
次から次へと押し寄せる 稲妻
私の冷静な判断が働き 『川の近くではない! 土砂崩れしそうな場所ではない!』
という2点だけは、確認しましたが・・・。
ここは高い杉がそびえる 林間サイト
テントにも雷が落ちるんじゃないかという不安で ドキドキが止まりません。
隣の車へ 避難も考えましたが、
外は、テントから一歩も出ることが出来ないくらいの 強い雨&雷
寝ている子を抱え びしょ濡れになりながらの 避難は難しいと・・・くまっちが申します。
この夜 雷は近くで3回は落ちたと思います
2時間ほどで、ゲリラ豪雨は通過した模様で、なんとか難を逃れました。
8/2(sat) 2日目
私たちを震撼させた 恐怖のゲリラ豪雨から一夜明け2日目の朝は、太陽が降り注ぎ、天候に恵まれそうな 空模様であります。
ゲリラ豪雨に気がついた時には、 ピルツから 外に出ることができなかったので、タープ下のキャンプギアは、ご想像通りの結果です。
家族全員 無事に ゲリラ豪雨から生還できたことの 安堵の方が 大きくて びしょ濡れ、泥だらけになっている キャンプギアは どうだっていいんです
家族そろって 食卓を囲める事に 一抹の幸せを感じます。
地元産の桃も 美味しく頂きました。
朝、再び カブト山へ狩りに行きましたが・・・・
昨夜のゲリラ豪雨で、カブトムシも何処かへ隠れてしまったのでしょうか!?
一匹も姿を見せることはありませんでした。
結果、うちは、一匹も採れず、残念な結果でしたが、3匹ほど、ゲットした子もいたそうです。
時間通り12:00ちょうどにチェックアウトしました。
オーナーのおじさん曰く
昨夜の豪雨で、近くの高圧電源に落雷があり、一部のサイト施設で停電があったとか・・・
山では、しょっちゅう落雷があり、いつものことだとか・・
しかし いまだかつて、テントに落雷はないとか・・・
と、お話を伺いました。
そして お決まりの 『吉田うどん』をまた食します。
吉田うどん お店によって ずいぶん味が違いますね。
2件もハシゴしておいて 個人的な感想で恐縮ですが、 『うどんはやっぱり讃岐じゃね!!!浮気はいかんね!!!』 という事を再確認しました。
高速に乗り
映像なしのTV音声から 衝撃のニュースの一報が 飛び込んできました。
丹沢でおこった 痛ましい川キャンプ事故を知り、再び震撼します。
我が家が 被ったあのゲリラ豪雨です。
とても他人事だとは思えず、胸がしめつけられる思いです。
素晴らしい自然の恩恵を受けるキャンプは、常に危険との表裏一体であることを痛感しました。自然の猛威に 人間はかなわない。
これからもキャンプを楽しいものにするためにも、リスクに敏感に、そしてリスクを最善な方法で回避できるようにしたいものです。
今回は色々考えさせられるCampとなりました。
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※長文にお付き合い頂き、ありがとうございました